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最新記事【2007年10月05日】

公立中学の質が低下し出して久しい。それにつれて私立などの中学入試が当たり前のようになってきた昨今だが、当然のように中学入試を経験するとなるとこの偏差値の厄介になる。下は偏差値30位から上は70超ぐらいまで中学の学校格差も大変なものだ。中学受験の各大手予備校、塾ではそれぞれ中学校の偏差値を出しており、出版社でも出しているところがある。

学校によってはA塾、B塾で偏差値の微妙な数値差がないではないが、おおむねどこも一定の数値で揃っているから、客観的な中学入試の偏差値データであれば、これは大いに信用に足る。ところがどっこい、受けるのは人間であり、しかも中学受験となればまだ小学生が受けるわけである。つまり人間未満のような、霊長類ガキ科とでもいうような代物がすることであるから、良きにつけ悪しきにつけ大人の思惑と大いに開きが出ることがある。

平常心を失うのか、はたまた興奮のあまり平常心を超越してしまうのか、とにかく受験の結果が普段の模擬テストの平均データや偏差値を無視したような結果が出ることがしばしばあるのだ。教師がデータをもとに、A校はとても無理だからB校に、というアドバイスを無視して見事に合格したりする。学校や塾が唖然とし、子供は平然と「たまたま知っているのばかり出ちゃった!」となる。中学入試は大学入試に比べて、このような誤算がはるかに多いのではなかろうか。中学入試の偏差値は当てにならないというより、子供の未成熟な神経があまり当てにならないということである。

私立中学偏差値を正確に調べる

日能研は中学受験を専門とする小学生のための予備校である。全国にある日能研の各教室でも日能研での日曜テストや公開テストなどで割り出された偏差値によりクラス分けがなされる、というのは大手予備校のどこでもやっていることだ。予備校の発展要因の大きな因子に有名校への合格者数というのがある。

入試の合格発表の2月1日以降になると全国紙に大きな広告にて「A校、B校××名合格!」と大々的に打たれるあれだ。偏差値の高い中学合格者をいかに多く輩出させるかで当然春からの日能研そのほかの塾の入室者数に影響が出るのだから、どこも必死になる。そこで日能研に限らないかもしれないが、予備校側ではこの数字を大きくするためにある「操作」をする。

すでに偏差値の高い東京のA校に合格した生徒に受験費用、交通費、宿泊費、食事代、とかかる費用を一切日能研などの予備校持ちで関西の偏差値の高い有名中学を受験させるのだ。そして合格すればプラス1がその学校の日能研合格者として計上される。新聞広告などを見た関西の受験生親子は当然ながら関西の日能研教室から出た合格者と思うに違いない。日能研にしたところで、別段関西の某日能研教室からの合格者とは言っていないのだから「詐欺」とも言えない。

ただl、あまり品のよろしい人種のすることではないな、ということである。学校の偏差値が大きく違うということはあまりないが、合格者数一つとっても、このようなからくりがあるのだ。偏差値だって底上げがきく、とは某校教師。そして何よりも大きな悲劇は偏差値30,40クラスの子供達はただただ受験予備校の屋台骨を経済的に支えてくれただけで、どこにも合格せずになんの数字にも上らなかった影のうすい偏差値をもった幽霊のような、それでいて実にありがたい「お客さん」なのだ。