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最新記事【2007年10月06日】

誰しも憧れの学校というものがあっても、その現状を鑑みて偏差値ランクを落として受験せざるを得なかったりする。中学受験より高校受験、高校受験より大学受験となるにつれてこの傾向は顕著となる。ということは中学入試(大概は私立中学となるが)にあっては偏差値ランクを落とさない現実遊離派というか、現実無視派が多いということになる。

私立中学受験に際し、学校の担任や塾の進路指導教師が君の偏差値はしかじかだからAとBとC校辺りを狙いなさい、てなことになる。ところが、自分の夢の前に現実が破壊されるという通常とは逆の子供がいる。何が何でも志望の私立中学に入る!などと一見殊勝にも聞こえるからといって、死ぬ気で頑張り倒す気だなこやつ、などと早合点してはならない。その志望の私立中学の偏差値とその子の偏差値が驚くほど見合っていないことが多く、しかもそのような子に限って大した努力はしない子が多かったりする。

だいたいそんな気概の持てる子であれば端からもっと成績は良くなって然るべきである。そんな子であればどこの私立中学であってもわけもないこと。これはおもちゃ屋で「あれ買って!」と悲鳴をあげてどすわり床磨きをしているようなガキと大差ないのである。その私立中学を「買って欲しい」という欲望にすぎないのであり、それに伴う努力などその時点に存在するはずもなく、足をバタバタさせるのみなのだ。

こんな間違ったプライドとも呼べないような甘い考えの子は私立中学よりも地域の公立中学で鍛錬した方がよい。私立中学入試は保留にして高校入試で考えればいいのだ。このような子の頭の中の私立中学よりも、この子にとってもっと軌道修正をかけなくてはならない大きな問題がありそうな気がする。子供としての「成長偏差値」が低いと言うべきで、偏差値は勉強だけに存在するわけではないのだ。

私立中学偏差値を正確に調べる

日能研は中学受験を専門とする小学生のための予備校である。全国にある日能研の各教室でも日能研での日曜テストや公開テストなどで割り出された偏差値によりクラス分けがなされる、というのは大手予備校のどこでもやっていることだ。予備校の発展要因の大きな因子に有名校への合格者数というのがある。

入試の合格発表の2月1日以降になると全国紙に大きな広告にて「A校、B校××名合格!」と大々的に打たれるあれだ。偏差値の高い中学合格者をいかに多く輩出させるかで当然春からの日能研そのほかの塾の入室者数に影響が出るのだから、どこも必死になる。そこで日能研に限らないかもしれないが、予備校側ではこの数字を大きくするためにある「操作」をする。

すでに偏差値の高い東京のA校に合格した生徒に受験費用、交通費、宿泊費、食事代、とかかる費用を一切日能研などの予備校持ちで関西の偏差値の高い有名中学を受験させるのだ。そして合格すればプラス1がその学校の日能研合格者として計上される。新聞広告などを見た関西の受験生親子は当然ながら関西の日能研教室から出た合格者と思うに違いない。日能研にしたところで、別段関西の某日能研教室からの合格者とは言っていないのだから「詐欺」とも言えない。

ただl、あまり品のよろしい人種のすることではないな、ということである。学校の偏差値が大きく違うということはあまりないが、合格者数一つとっても、このようなからくりがあるのだ。偏差値だって底上げがきく、とは某校教師。そして何よりも大きな悲劇は偏差値30,40クラスの子供達はただただ受験予備校の屋台骨を経済的に支えてくれただけで、どこにも合格せずになんの数字にも上らなかった影のうすい偏差値をもった幽霊のような、それでいて実にありがたい「お客さん」なのだ。