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最新記事【2007年10月08日】

中学受験を専門とする予備校や大手塾などでは玄関ロビーの壁やら掲示板に中学校の偏差値一覧が貼り出されていたりする。この一覧は受験生親子への「コケおどし」の役目から「自校の客観的で誤たない進路指導を匂わせる」役目や、励ましの檄であったりする。自分達の目標校が偏差値一覧表においてどこに位置するのかを頭に叩き込み試験に向けて頑張ろうではないかというメッセージでもある。

一覧表の自分の偏差値と志望校の偏差値差がすくなければ越したことはない。ところが高望みというやつで、己の偏差値のはるか雲上に志望校があると、親子ともども一覧表に溜息を吐くことになる。偏差値30の子が偏差値70の学校を狙って一覧表の前でうなだれる、ということはまずないだろうが、40ぐらいの偏差値の子が65ぐらいの学校を目指すぐらいは毎年必ずいるものだ。

その一覧表のギャップの中に有名校がずらずらと並んでいるのだが、それらを飛びこえたいというのだ。飛び越えるような血の出る努力をすればもちろん一覧表の不可能は可能と化すわけだが、このような現状無視の現実離れを平気で口にする親子はあまり受験では成功しない。試験も水物、やってみなければ判らないとばかり息巻いた親が子供を無理矢理一覧表の「雲の上中学」の受験に引っ張り出し、見事合格、ということだってままある。長嶋さんの「メイクドラマ」もかすんでしまうようなウルトラドラマが偏差値一覧を無視して生まれるのも中学受験ならではである。

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私立中学偏差値を正確に調べる

日能研は中学受験を専門とする小学生のための予備校である。全国にある日能研の各教室でも日能研での日曜テストや公開テストなどで割り出された偏差値によりクラス分けがなされる、というのは大手予備校のどこでもやっていることだ。予備校の発展要因の大きな因子に有名校への合格者数というのがある。

入試の合格発表の2月1日以降になると全国紙に大きな広告にて「A校、B校××名合格!」と大々的に打たれるあれだ。偏差値の高い中学合格者をいかに多く輩出させるかで当然春からの日能研そのほかの塾の入室者数に影響が出るのだから、どこも必死になる。そこで日能研に限らないかもしれないが、予備校側ではこの数字を大きくするためにある「操作」をする。

すでに偏差値の高い東京のA校に合格した生徒に受験費用、交通費、宿泊費、食事代、とかかる費用を一切日能研などの予備校持ちで関西の偏差値の高い有名中学を受験させるのだ。そして合格すればプラス1がその学校の日能研合格者として計上される。新聞広告などを見た関西の受験生親子は当然ながら関西の日能研教室から出た合格者と思うに違いない。日能研にしたところで、別段関西の某日能研教室からの合格者とは言っていないのだから「詐欺」とも言えない。

ただl、あまり品のよろしい人種のすることではないな、ということである。学校の偏差値が大きく違うということはあまりないが、合格者数一つとっても、このようなからくりがあるのだ。偏差値だって底上げがきく、とは某校教師。そして何よりも大きな悲劇は偏差値30,40クラスの子供達はただただ受験予備校の屋台骨を経済的に支えてくれただけで、どこにも合格せずになんの数字にも上らなかった影のうすい偏差値をもった幽霊のような、それでいて実にありがたい「お客さん」なのだ。


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