日能研の偏差値について
日能研というのは中学入試だけに的を絞った小学生のための予備校である。
毎年「R4偏差値」という訳の判らない偏差値表を出す日能研は昔、日本能率進学研究会という寿限無ばりの「長名」の「長助」だったが、舌を噛まれてアメリカ型訴訟の対象にでもなったら大変と日能研とつづめたのであるが、つづめればいいというのはバカのすることでと折口信夫などが日能研と聞いたらなっとらんと湯気を立てそうだが、日能研に通う当の小学生どもは日能研ですら長すぎて「ウザイ」のか、「明日はノーケン休みだぞ!」などとノーテンキなつづめ方をして、日能研と改名した創業時の経営陣を唖然とさせたに違いない。
だいたいにおいて言葉を粗末にあつかい、縮めたり「省エネ」を敢行したりするのは小学生のボンクラとそれに準じた偏差値のガキどもだと断言するのは私の偏見ではなく、教師経験のある筆者の見た事実以外の何物でもない。日能研生に限らず、このような連中は必然偏差値は「ヘンサ」と宣うので「おまえの頭が変さ!」などとこちらも大人気なく罵倒したりするのである。「先生、ノーケンのやつらなんてゲーセンでもヘンサがどうの言っててウザイよ。」とゲーセンと言う私の糞より明らかに汚い言葉を初聞した時は何の会話かさっぱり判らず、とても「キモイ」思いをしたものだ。「日能研に行ってる奴らはゲームセンターに来てまでも偏差値どうのこうのと言ってるよ。バッカじゃないの。」という話らしかった。
こんなノーケンならぬ日能研に通う偏差値ボーイ&ガールズも偏差値というものを生み出した社会の落とし子なのかと言えば、そうでもない。日能研や偏差値のない時代から昔の人も「卒論」や「小田急」のようにつづめて言って折口の怒りを買っていたのだ。日本語は省略したくなるようなかったるい言語なのかと「マジ」で考えてしまう。ひょっとしたら日本であるヤマトなんぞはそもそも「山とある群小国家集合体」のつづめたものだったのではなかろうか、などと「偏差値低そー!」といかにも偏差値30であったような女の子に叫ばれそうなことを思ったりするのだ。